電気工事施工管理技士試験、経験記述の部品集は、
安全管理、工程管理、品質管理の出題項目について、
「留意事項と理由」と「その対策」に区分した部品集を多数準備しています。
この部品集から自身が体験した施工内容を選び、独自の現場情報を入れれば、
経験記述の解答文の骨格が簡単に出来上がります。
経験記述の部品集の掲載項目/電気工事施工管理
・墜落災害、飛来落下災害
・交流アーク溶接
・機械災害、器具災害
・試験作業、点検作業
・新規入場者教育
・関連工事重複
・関連工事遅延
・設計変更
・停電作業
・埋設調査
・作業計画
・完了~引渡の機材管理
このページに掲載している、部品集のサンプルは、ほんの一部です。
全ての部品集は、支援ツールを申込み後、ダウンロードして、ご確認ください。
安全管理、感電災害/サンプル部品集
工事概要 部品集
〇既設受変電設備工事では、狭隘な場所で部分停電作業が多くある改修工事であった
〇電子部品工場の既設盤撤去に伴う新盤への電源切替作業であった
〇電鉄会社の変電所構内における、制御ケーブルの敷設作業であった
〇コンセント回路増設工事において、電灯分電盤のノーヒューズブレーカ増設作業を行った
〇電気設備改修に伴い、既設負荷回路の改修前調査と、改修前後の絶縁抵抗測定を行った
〇引込線取替工事では、高所作業車を使った柱上作業と高圧線を接続する特別高圧活線近接作業を行った
〇飲食店の漏電修繕工事では、テナントの入れ替わりが激しく現状の電気配線が不明確な状態であった
〇パワーコンディショナー据付工事では、据付け中は充電部がなく感電の恐れは無かったが、実負荷試験期間は充電状態となった
〇〇のため 部品集
〇太陽光パネルと接続箱間の直流ケーブル接続作業では、直流ケーブル接続後、当該接続箱は常時充電状態となるため
〇直流ケーブルを接続する接続箱は日々変わるため
〇650箱の接続箱設置工事は、作業場所の誤認により、感電の危険が高いため
〇移動用クレーン・高所作業車を使用する作業では、充電部への接近・接触が予測されたため
〇周囲の既設変圧盤・分電盤は、毎日、通電・停電の状態が変わるため
〇全体停電、部分停電において、未確認の活線回路や復電時の誤送電により、点検作業員の充電部接触が予測されたため
〇作業場所が高所かつ狭小な範囲となり、感電災害の恐れが予測されたため
〇既設溶接機や電源ケーブルの絶縁劣化による感電事故を防止するため
留意した 部品集
〇充電部分の露出や接触による感電事故の防止に留意した
〇絶縁抵抗測定時に、測定電圧を印加した低圧充電部に、調査中の作業員が触れて感電しないように、事故防止に留意した
〇配線・漏電調査修繕作業は、天井LGSの導電体で囲まれた狭い場所での作業であったため、感電の防止策について留意した
〇可搬式電動機械器具を使用する工事では、漏電による作業員の作業の安全性と感電事故防止に留意した
〇アーク溶接機を使用した鉄板鉄骨上の工事では、漏電による感電事故の防止に留意した
〇低圧回路は、部分停電での活線近接作業になるため、感電による事故防止に留意した
〇思わぬ通電によって起こる感電・短絡事故防止の安全対策・施工方法に留意した
〇停電作業をすることができなく一部活線作業となり、活線近接作業による感電事故防止に留意した
監視員・巡回 部品集
〇移動用クレーンや高所作業車の使用時には、専任の監視員を配置し、充電部への接近・接触を防止した
〇安全パトロールでは、現場の濡れ具合や機器の接地状況を確認した
〇各変電所内に監視員を置いて、作業を監視させた
〇作業責任者は、作業状況を常時監視し、作業ミスによる感電を防止した
〇安全パトロールと監視員は、仮設ケーブルの被覆破損状況を確認した
〇停電作業は、監視員を配置した
電気機器・資材 部品集
〇高圧線と低圧線は別ダクトに敷設し、接触を防止した
〇充電中の高圧キュービクル扉は作業責任者が施錠し、作業責任者以外の、キュービクル鍵の使用は厳禁とした
〇既設電灯分電盤内には、低圧シート・絶縁テープ等を施した
〇高所作業車と高圧線の近接作業では、絶縁バケット車を使用して作業者の感電防止対策を行った
〇活線でのケーブル結線作業は、充電露出部がLGS等の導電体に触れないように、2人作業で行った
〇作業前に、分電盤でどの回路が異常なのか確認し、その回路を開放した
〇パワーコンディショナーの実負荷試験期間中は、電気主任技術者が扉鍵を管理し、鍵授受簿により工事施工者に貸与した
〇工事施工者は、貸与された扉鍵のみ使用するものとし、個人持ちの扉鍵は使用厳禁とした
保護具・道具 部品集
〇短絡接地器具を用いて確実に短絡接地を行い、誤送電や他の電路からの誘導による感電を防止した
〇復電は作業完了後、短絡接地器具を取り外したことを確認した後に行った
〇作業者には電気用ゴム手袋・電気用ゴム長靴・電気用帽子の絶縁用保護具を着用させた
〇ヘルメット、作業服(長袖)、安全靴、手袋は耐電用を着用させた
〇使用前の点検で、自動電撃防止装置の作動状況を確認した
〇漏電遮断器が故障により漏電しても、作業者が感電しないように対応した
〇活線近接作業においては、活線に絶縁用防具を取り付けた
〇作業者には、電気安全帽と絶縁用ゴム長靴の絶縁保護具を着用することを徹底させた
安全管理、感電災害 その2/サンプル部品集
工事概要 部品集
〇太陽光発電所における太陽光パネルと接続箱間の直流ケーブル接続作業であった
〇機械を製造する大型工場における遮断器取替工事を、部分停電で施工した
〇大型ショッピングセンターの、既設キューピクル内の回路増設工事であった
〇変電設備増設工事では、長雨の影響で地面が濡れている現場環境での屋外高圧受電盤設置工事であった。
〇警備会社ビルの電源装置改修工事に伴う、電源線移設工事を施工した
〇高圧配電盤の更新工事では、配電盤の取替は停電して行うが、その日工事しない配電盤は充電されている状況であった
〇〇のため 部品集
〇水で濡れている導電性の高い場所で使用することとなったため
〇高圧線と低圧線が接近する配線ルートでは、誤認による感電が予想されたため
〇架空電線・トロリー線・電力装置の充電部に近接する活線近接作業であったため
〇高圧母線の区分遮断器の作業側は停止中であるが、片側が充電中であったため
〇特別高圧回路の充電部への接近による感電の恐れがあったため
〇低圧充電部の近接作業になり、作業員の感電事故が予想されたため
〇絶縁抵抗測定時に、測定電圧を印加した低圧充電部に触れて、感電する恐れがあったため
留意した 部品集
〇周囲の既設変圧盤・分電盤は、毎日、通電・停電の状態が変わるため、配線作業者及び盤内調整作業者の感電防止に留意した
〇充電部接触による感電災害が予測されたため、点検作業員の感電による事故防止に留意した
〇感電災害の恐れが予測されたため、その安全対策に留意した
〇電源接続時に近接充電部への感電も予測されたため、電源線移設工事の安全対策に留意した
〇作業場所は暗く周囲の機器状態の確認が難しく、露出充電部も多かったため、感電事故防止に留意した
〇切換工事に関係する回路のみの停電作業となるため、低圧充電部近接作業時の作業員の感電事故を防止に留意した
〇作業場の誤認や作業ミス等で、充電部への接近、接触による感電災害の防止に留意した
合図・連絡 部品集
〇各作業者には作業毎に、作業指揮者に対して報告及び連絡を徹底させた
〇現在の活線を停止する旨を作業者全員に伝えてから、電源の遮断作業を実施した
〇作業終了後は、作業責任者が全ての短絡接地器具を取り外したことを確認し、その後、全作業者を待機させた上で通電を行った
〇常時、トランシーバーで連絡を取り合い、配線系統図・分電盤結線図に基づき測定回路の確認を行った
〇地上と柱上の作業者の作業意図を合わすため、高所作業車操作員と電線工事作業者の合図を指示した
〇統括責任者は、全グループの作業完了を確認した後、全作業員を待機させた上で復電を行った
電気機器操作 部品集
〇誤送電を防止するため、停電・復電は引込柱上のPASにて行った
〇既設動力盤にブレーカを増設する際に、確実に主幹より開閉器が開き、無電圧であることを確認した
〇電源接続作業は電源を遮断して行い、作業前の検電を励行させた
〇作業前に、電力ケーブルやコンデンサなどの残留電荷は、放電用接地棒により放電した
〇運用開始後の操作は、主回路停止状態で操作した
〇接地短絡の撤去、作業員が危険箇所に残っていないか確認の後、復電作業に取り掛かった
表示・図面 部品集
〇ダクトに高圧・低圧別の表示札を付け、誤認防止に努めた
〇監視員は高圧変電盤や分電盤前に、回路図を張り付けた
〇分電盤前に張り付けた回路図に、充電部がどこにあるかを色分けで明示した
〇充電部と電路箇所に標識・マークを設けた
〇開路に用いた開閉器に、作業中通電禁止の札を取付けた
〇停電開放する配線用遮断器に、作業中・投入禁止の札を取付け、誤送電を防止した
〇充電中の高圧キュービクルに危険標識を取付け、作業場の誤認防止をはかった
〇作業中の充電電路には、標識の掲示を行い、近接限界距離を明示した
工程管理、関連工事遅延/サンプル部品集
工事概要 部品集
○高圧ケーブル張替工事は、高圧ケーブルを地中埋設する工事であり、多くの埋設配管作業が並行して行われていた
○通信設備配線工事は、予定どおりの工事進捗となるように、電線・配管資材の納期確保が求めらた
○コンクリート内電気配管の隠ぺい工事では、型枠内の電気配管の建て込み作業に伴い、建築工事・設備工事との工程調整が必要であった
○オフィス商業ビルの新築工事において、先行作業である屋上防水工事が天候不順で遅れたため、屋上機器の配線工事が遅れる状況にあった
○ビル建設工事では、土木工事の終了後にケーブルピット・ダクト設置・ケーブル布設の工事工程が組まれていた
○配電盤設置工事を行うにあたり、建築工事に10日間の遅れが生じ、当該電気工事工程に大きく影響した
○電気通信設備工事では、他工事との取合い部が多く、他工事と協調した作業が必要であった
○自動火災報知設備設置工事では、屋外工事を進めるにあたり不測の降雨により、先行作業である土木工事に遅れが生じた
〇〇のため 部品集
〇キュービクル設置用引込柱の基礎工事が、降雨により10日間遅れたため
〇不測の降雨により、掘削工程に10日間の遅れが生じ、後工事の屋外高圧ケーブル埋設作業が遅れたため
○建築工事と当該通信設備設置工事との施工箇所が競合するため
○天候不順により屋上防水工事の遅れの影響で、屋上機器の配管配線工事が遅れたため
○クリティカル工事の中で、配電盤までのケーブル布設工事が現計画では間に合わないことが分かったため
○電気通信設備工事の工事遅延による全体工程への影響が予測されたため
○先行作業に遅れが生じたが、ビルの完成工程は当初計画から変更できないため
○降雨による埋設管路掘削作業の遅れの影響で、当該電気工事の着手に10日間の遅延が生じたため
留意した 部品集
〇照明設備設置工事の着工が1O日間遅れたため、予定工期内で完成させるための綿密な工程管理に留意した
○掘削工程に10日間の遅れが生じたため、配管工事・配線工事の作業量を考慮した詳細工程表の作成による工程管理に留意した
○当該設備工事に10日間の遅れが生じたため、配管配線工事、分電盤設置工事について、綿密な工程調整に留意した
○他工事と施工箇所が競合するため、他工事との協調した作業に留意した
○配管配線工事の遅延が、全体工程に影響を与えると予測され、現場状況に応じた工程調整に留意した
○建設・土木工事が遅れたため、ビルの完成検査までに電気工事を終えることが、工程管理上の留意点であった
○全体工程への影響を回避するため、電気通信設備工事の適正な平均施工速度の確保と、損失時間の防止に留意した
○機器の搬入・据付、制御ケーブル敷設・接続、機器の調整試験等の綿密な工程調整に留意した
工程表 部品集
○ネットワーク工程表から各工区の進捗状況と改善点を把握し、全体工程のフォローアップを行った
○ネットワーク工程表のクリティカル工事であるダクトの取付工事に留意し、工程の遅延防止に努めた
○ネットワーク工程表のフロートの再計算と日程短縮作業を行い、電気通信設備工事のフォローアップを行った。
○打ち合わせ内容を網羅した、工種ごとの工程表を作成した
○工程の出来高曲線から進捗状況を把握し、電灯設備設置工の熟練工を中心にした作業班の再編成を行った
○詳細工程表の工程曲線図を使って、配電線設備設置工事の進捗状況を把握した
○バーチャート・工程出来高曲線図を、竣工日から逆算法を用いて修正した
○無停電電源設備設置工事の部分工程表とネットワーク工程表を併用し、クリティカル工事をフォローアップした
資材納期調整 部品集
○メーカーと、電線ケーブルなどの工事資材の納入時期を綿密に打ち合せ、搬入計画を作成した
○材料の分納をメーカーと調整し、資材納入と電気工事を合わせることで、クリティカル工事を終了させた
○電力ケーブルや電線管などの工事資材は、工事資材チェックリストを用いて納期確保を行った
○器具メーカーと納期遅れの解消を詳細に打合せ、変台装置などの器具搬入遅れによる手待ち・手戻りの損失時間を防止した
○電線管、付属品、金属ダクトケーブルラックなどの資機材の調達計画を見直した
○プロボックス納入日時の再確認を行い、待ち時間を排除し、施工量を上げた
その他 部品集
○コンクリート打設日を同じ日程とすることで、基礎工事期間を短縮できた
○配管工事・配線工事の各工程における無理・無駄・むらの排除を行った
○天候の影響を加味して工程を見直し、工程毎に余裕を設け、当初の工程に戻すように調整した
○天井仕上前に天井内配線及びジョイントを終わらせ、取付時は照明器具への接続のみとして時間短縮を図った
○打ち合わせ内容を反映した工種ごとの工程表を、作業員に周知させた
○テレビ共聴設備の設置の模擬体験的教育シミュレーションを導入し、作業員全員の技術力向上を図った
工程管理、関連工事重複/サンプル部品集
工事概要 部品集
〇地下道の配線・配管・照明器具の取付工事では、天井や壁面の塗装作業を行う建設工事と重複作業であった
〇ケーブルラック取付工事、ケーブル布設工事は、機械設備設置工事と重複・錯綜する工事であった
〇本社ビルの改装工事では、工程が進むにつれて、ダクト・SP・AC等の設備工事の作業工程との競合が発生した
〇発電設備設置の電気工事では、建築工事との輻輳作業となり、作業ごとに建設関連業種と、詳細の工程調整が必要であった
〇電動ポンプ設置付帯電気工事は、ポンプ関連配電盤とケーブル布設工事を行なう工事であり、建築工事及び設備工事との並行作業となった
〇本工事はX通信事業者の通信設備設置に伴い、A地域からB地域までの通信ケーブルを布設する工事であった
〇大規模工場新築の接地工事における、接地母線(HDCC60sq)は、GL-75cmより深く埋設する計画であった
〇電灯設備設置工事では、電気設備工事、建築工事、通信設備工事との並行作業が多くあった
〇〇のため 部品集
〇建設工事による壁面塗装作業の進捗状況に、当該電気設備工事の工程を合わせる必要があったため
〇設置工事完了までに電気関連工事が施工できないと、以降の作業の遅延により工期内完成が遅れると予測されたため
〇作業場所が狭くなり、ケーブル挿入作業工程に手待ちが生じ、作業遅延が起きたため
〇建築工事及び設備工事との並行作業となり、配線器具設置工事が遅れないことが絶対条件であったため
〇配線器具設置工事が進みすぎ、待ち工事が生じると経済的損失が発生するため
〇光ケーブル敷設工事と通信線柱設置工事が、他設備設置工事と輻輳作業となったため
〇後続作業である建柱工事と、配電線設備設置工事との工程調整が必要であったため
〇動力盤設置・ケーブル敷設の電気工事が、建築工事や他設備工事と並行作業となっていたため
留意した 部品集
〇弾力的な管理運営による建設工事との工程調整に留意した
〇手待ち等による作業遅延が全体工程に影響しないように、設備工事との取り合い調整に留意した
〇ハンドホール設置工事は、工程図表による進度管理に留意した
〇他業種との並行作業であったため、関連他業者との工程調整、作業員の適正配置、工程表の作成による進度管理に留意した
〇ケーブルピット布設、架空ケーブル布設など工事ごとに、詳細の部分工程表の作成を行い進度管理に留意した
〇接地線の埋設作業を、いかにして土木掘削作業と協調して実施するかに留意した
〇作業員の適正配置による工程順守、工程表の作成による進捗度管理に留意した
〇施工図・製作図を入念にチェックし、手直し・手戻り作業の防止に留意した
工事体制調整 部品集
〇工程の遅れが予想された無停電電源装置の据付調整工事、蓄電池の据付工事では、工事区間を数工区に分割して並行作業を行った
〇工程計画時の技術者の配置と見積り時間の見直しによって、現状計画に対する適正な人員配置を行った
〇照明器具の取付など、各階配線工・器具据付工の配員調整を実施した
〇詳細工程表に基づき、作業体制を整備して、工程遅延の防止を図った
〇工程遅延が予想される場合は、作業員の増員、資機材の円滑な調達、数工区の同時施工を実施した
〇光ケーブルの地中配線や架空配線、プラスチックボックスの取付、コンクリート柱の建柱作業は、配線工・器具据付工に分けて並行作業を行った
他部門調整 部品集
〇機械設置位置と重複している箇所は、ルートの変更、設置高さの変更を検討した
〇機械担当者と協議し、配線ルートを先行で施工した場合の問題点と対応策を検討した
〇自社と関連業者(設備の各部門)の作業工程表を出し合い、作業場所の調整を行った
〇毎日、各関連工事の職長と当日の競合部分の確認と前日までの進行状況を確認し、微細な工程調整を行った
〇毎日、各関連工事の職長と進捗確認を行ったことで、各職長とのコミュニケーションが良好になり、効率良い作業ができた
〇直流電源装置の据付調整と他業種との施工工程に対し、毎日の工程調整を行ない、工程表の塗りつぶしを行った
〇土木工事と並行で作業するハンドホール設置工事は、時間ごとの工程を機械工と打ち合わせ、調整を行った
〇毎日の工程会議により、土木・建築工事業者との相互連携を強化した
要領書・図面 部品集
〇地下道照明設備工事の施工要領書を作成し、施工図・施工要領を綿密にチェックした
〇配管工事・照明制御盤の取付け要領、工種別作業計画書と施工図を作成し、作業員に周知徹底させた
〇機械設備設置工事の工程表・機器設置図・配管図を入手し、ケーブル布設工事に必要なスペースが重複していないか検討した
〇接地母線の敷設ルート、機器基礎の接地分岐線の立上げ位置を明示した「接地線敷設図」を作成した
〇動力設備設置工事の配線施工図・施工要領書により作業標準を作業者に周知徹底した
〇作業標準を作業者に周知徹底することで、引込用鋼管ポールの設置作業の施工ミス・手戻り作業の損失時間の発生を抑制した
品質管理、搬入保管時の機材管理/サンプル部品集
工事概要 部品集
○本工事は、電灯分電盤設備更新工事であり、電灯分電盤の更新工事、リモコン回路制御の照明器具スイッチの更新工事であった
○浄水場計算機設備更新工事では、計算機設備のリレーやソフトの誤りが、浄水場機能全体の機能不全につながることを考慮して施工を行った
○総合ビル受変電設備設置工事では、工事機材の搬入ついて、ビル内企業の業務に支障を与えないように施工することが求められた
〇〇のため 部品集
〇断路器本体、配電盤、電線ケーブル類等の資機材が、多岐にわたり重量物も多いため
〇機材の誤納品と重量物運搬時の破損が予測されたため
○新設動力盤の機器仕様書との相違が考えられたため
○機器保管時の動力盤の転倒の心配があったため
○機器保管時、外的要因による損傷等の心配があったため
留意した 部品集
○電灯分電盤内の回路構成と、リモコンスイッチの配線施工時の品質確保に留意した
○計算機用盤と取り付けた機器が、設計図・仕様書と相違がないかの確認と機器全般の品質管理に留意した
○受変電設備設置工事の工事機材には、キュービクル、配電盤類等の重量物が多く、重量物運搬方法について留意した
受入検査・立会検査 部品集
○コンセントと配線材料が、納品書と設計仕様と合致していることを確認した
○資材・機材が、設計図書に示されたメーカーのものであることを確認した
○事前に入手した仕様書と同等品であり、新品であることを確認した
○電気用品安全法適用品の資材・機材は、適用マークがあることを確認した
○資材・機材納入時は、納入時チェックシートを用い、メーカー・型番・数量及び、外観検査を行った
○納品時には、設計書を元にした照明器具の仕様書、納品時チェックシートを用い、照明器具の台数と種類の確認を行った
○重量物の受入れ検査の結果の確認とリスト作りのために、検査写真の保存を行った
○受入れ検査では、品名、数量、規格、形状、寸法、材質、破損の有無を確認した
仕様書・設備図書 部品集
○施工図が、電気設備技術基準などの法令・規程に適合しているか、仕様書に示された施工法と適合しているかを確認した
○施工された電線管と電線のサイズ、種類について、チェックリストを使用して、承認施工図どおりか確認した
○施工要領書に施工箇所ごとに使用材料・施工手順を明記した
○電灯分電盤や製作金物等は、設計書及び仕様書を確認した
○電灯分電盤や製作金物等は、寸法と内部構成物が仕様書通りであることを確認した
○設計図書・仕様書に基づく施工図、施工要領書を作成し、作業者に熟知させた
○リモコンスイッチと照明器具の組み合わせは、図面に色分けを行い客先に提出した
○設計図書に指定があるJIS規格・メーカー・工業会規格を、製作図提出時に確認した
保管・養生 部品集
○照明器具の種類ごとに保管し、間違った場所で使用することを防止した
○資材の積み上げ過ぎは避けるようにして、荷崩れによる資材の損傷を防止した
○電灯分電盤については、スケールやリボンを当てた写真を、資材写真として保管した
○事前にジェットヒーターで、室内躯体等の乾燥を促進させた
○取り付け機器等を、養生シート等で確実に保護した
○受入れ検査時の不良品と不適格品は、現場に置かず場外に搬出した
○不良品や不適格品は、即時返納を行った
品質管理、搬入保管時の機材管理 その2/サンプル部品集
工事概要 部品集
〇無停電電源設備設置工事では、屋外の電線管・ケーブル布設工事を実施した
〇本工事は、Kホテル電源設備設置工事に伴い、各部屋と事務室および屋外にコンセントを設置する電気機器設置工事であった
〇テナント事務所の改修工事では、照明器具のLED化工事、天井裏配線の手直し及び、照明器具の点灯方式の変更工事を行なった
〇電気ビルのリモコンリレー改修電気工事では、使用する電工部材の種類が多く、重量機器も相当量使用する計画であった
〇〇のため 部品集
〇配管・配線材料は、合成樹脂製可とう電線管(PF管)、厚肉鋼管、CV線、VFF線など種類が多かったため
〇コンセントとブレーカーの配置・配線計画が正しくないと、過電流により火災や感電の危険あったため
〇事務所内や廊下等の場所により、使用する照明器具やスイッチが異なるため
〇搬入時に誤納品、欠品、破損等が生じることが懸念されたため
〇工事機材の搬入時に、ビル内企業の業務に支障を与えず、ビル設備に損傷を与えないように施工する必要があったため
留意した 部品集
〇資材搬入時のチェック方法と、重量物の運搬方法について留意した
〇建物設備や新設動力盤の養生と保管方法について留意した
〇使用する場所と資材に誤りが発生しないことに留意した
受入検査・立会検査 部品集
〇発注仕様と異なる資材が納品された時は、直ちにメーカーと打合せを行った
〇仕様と異なる資材の納品時は、理由を明確にし、再発防止を徹底した
〇朝一番にその日使用する資材の外観検査を行い、傷・腐食がないことを確認した
〇電気工事業者が保管場所まで運搬後、梱包された状態で目視により検査を実施した
〇パネル設置前に電気工事業者が梱包を開放し、パネル毎に外観検査を実施した
資材搬入 部品集
〇重量物の機材については据付直前に搬入し、受入検査を行った
〇事前に、ビル管理会社と搬入時の留意点について打合せを行った
〇事前打合せで、工事機材の搬入日時、荷下ろし場所、搬入口、搬入経路、保管場所を決定した
〇搬入経路の段差は、鉄板等でスロ-プをつけ荷の転倒防止をはかった
〇搬入経路及び保管場所の床面、壁面をコンパネ・養生シート、マット等で養生した
〇機材搬入時、工事機材の角・突起部を養生し、機材の損傷を防止した
保管・養生 部品集
〇工事施工までに、必要な資材の納品・搬入状況を、資材管理表をもとに確認した
〇「配線、配管資材出納表」を作成し、仕様ごとに、出納日と出納数量を記入した
〇施工完了時には、残数量と現物を照合し、紛失がないことを確認した
〇電気配管は、仕様ごとに運搬しやすい大きさで結束した
〇保管場所は、車両や人の通行の支障にならない位置に保管した
〇保管場所ではシートを被せ、飛散や散乱を防止した
品質管理、完了~引渡の機材管理/サンプル部品集
工事概要 部品集
○電源増設の配線配管工事では、工事資材の中で、配線用ケーブルや配管材の種類・数量が多いという特徴があった
○電源装置設置工事では、施工図承認と現場チェックにより、取付位置、取付方法が設計図・仕様書に合致していることを確認した
○動力設備更新工事では、施工後の引渡し時に、支障なく運転保守が行えるように工事を完了した
○分譲マンション新築工事では、躯体等がまだ完全に乾燥していない時期に、電気室の機器搬入したため、機器搬入据付後の室内環境は多湿化・劣悪状態であった
〇〇のため 部品集
○建築工事業者がうっかり触れ、動力分電盤(配電盤)が損傷・破損するのを防ぐため
○強電設備配管・弱電設備配管の取り合いや、機器工事への取り回しが複雑に絡みあっていたため
○プラント建設の仕様変更で1か月遅れが生じ、電源装置の引き渡しが延期されたため
○受変電機器等との温度差により、結露が発生する恐れがあったため
留意した 部品集
○結露によって内外部の電気機器・部品が、絶縁低下及び発錆しないように、結露防止に留意した
○ウィンチの安全な運用と性能確保を踏まえた試験方法に留意した
○工事完了後のケーブル配線に誤配線がないことに留意した
○設備の電気規格値と電気工事の施工精度確保、及び作業標準の確立に留意した
○施工完了から引渡しまでの機材管理に留意した
○電灯設備工事の施工精度を確保するために、品質規格値の確保に留意した
検査・最終確認 部品集
○送り接続部やアースボンド取付は、自主試験のチェックシートを確認し、不良箇所を是正した
○完成検査では、電気設備基準その他の法令、規程、耐震設計基準に適合しているか確認を行った
○完成検査では、仕様書などに示された施工法に適合しているか確認を行った
○プラント本体の建設終了後、建築・防災設備・空調設備との連携を含めた電源設備の総合検査、機能検査を行った
○室内温度による吸排気ファンの動作を確認した
○停電時に、タイムスケジュールに従い発電機が起動し、電圧確率とともに切り替わることを確認した
○復電時に商用電源に切り替わることを確認した
○発電機起動時の非常用機器の動作を確認した
表示 部品集
〇投光器のスイッチ付近には、点灯方式を記載した図面を掲示した
○分電盤更新後、注意喚起のため、送電中の旨を掲示した
○ケーブルには行先表示札を取付けた
○検査が終わっていない回路・機器の電源スイッチは、電源投入禁止札を貼付した
○動力盤や電灯分電盤内の各開閉器には、示名表示を行った
○各開閉器接続のケーブルには、ケーブルサイズおよび行先表示札を取付けた
施工図・要領書・図書 部品集
○客先にどのスイッチを操作すればよいか、一目でわかる図面を提示した
○施工詳細図に、配管とボックスとの接続方法、湾曲部の施工留意点、配管の支持方法や支持間隔などを明記した
○送り接続部やボックス接続部のアースボンド取付は、過去の施工実績と経験を元に、作業標準に記述した
○配管の支持間隔や支持方法については、施工標準図を元に施工図を作成した
○施工図、機器取扱説明書、試験成績書等の図書を、施工主に引渡した
○英語の操作マニュアルについて、日本語版を別途作成した
品質管理、完了~引渡の機材管理 その2/サンプル部品集
工事概要 部品集
〇工場製作された電動ウィンチの現場設置工事では、当初予定されていなかった現場での性能・運用試験を顧客より追加要求された
〇電気室内の受変電機器、及び発電機設置工事では、受電後から引渡しまでの間に、各種試験及び試運転を行った
〇製鉄所の動力制御盤設置工事は、稼働する動力設備は日本で初めて稼働となる設備の設置工事であった
〇事務所テナントの改修工事では、既存テナントから電気容量変更による電灯分電盤更新作業、照明器具のLED化作業を行った
〇〇のため 部品集
〇施工完了後の工事機材が、紛失していないか確認するため
〇発電機や動力制御盤の端子部分に、締付不良や圧着不良により発熱・焼損する恐れがあったため
〇土足での電気室への出入りにより、Pタイル面が汚染・損傷すると予測されたため
〇施工直後のPタイルは汚れの付着・浸透しやすく、清掃でも汚れが落ちないため
留意した 部品集
〇資材の仕様ごとに、使用数量と残数量を適正に管理することに留意した
〇車両や人の通行の支障にならないように、資材を適正に保管することに留意した
〇配管の支持点や支持間隔、湾曲部の施工と、規格値確保・作業の円滑化のための施工標準の確立に留意した
〇完成した電源装置の引き渡しまでの、電気機器全般の品質管理に留意した
検査・最終確認 部品集
〇ネジ部を締め増してからマーキングを行い、ネジの緩みを確認できるようにした
〇端子のボルト・ナット・ビスのサイズ毎に、トルクレンチ・トルクドライバにて規定値で締め付けているか確認し記録した
〇現場で端子を確認するチェックマークの色は、工場で使用する色と異なる色とした
〇端子の圧着状態や適合端子の選定を確認し、圧着不良による発熱・焼損防止を行った
〇試運転開始前に、端子部の目視及び端子直近のケーブル絶縁部を触手により、異常がないかを確認した
〇ケーブルが接続されている開閉器、端子台のネジ部は、絞め増しマーキングを行い、緩みを一目で確認できるようにした
施工図・要領書・図書 部品集
〇更新・新設盤と機器の配置図に、ケーブルの行先を表した
〇設計図書・仕様書に基づき施工図・施工要領書を作成した
〇電灯動力幹線図・系統図、建築図面により、施工図・施工要領書を作成した
〇全作業員へ、詳細施工図・施工要領書の周知徹底を図った
〇英語表記の操作盤等の主要な銘板には、日本語表記を追加で取付けた
〇更新・新設盤と機器の配置図に、ケーブルサイズと種類を明記した
その他 部品集
〇あらかじめWAX掛けを行い、Pタイル表面に皮膜を作り汚染防止を図った
〇室内は養生シート及び床養生ベニヤにて養生を行った
〇床養生ベニヤは、床養生テープで目張りを行い、Pタイル面の損傷を防止した
〇引き渡し前に、養生材の撤去、Pタイル面のクリーニングとWAX掛けを行い、汚染・損傷を防止した
〇引き渡しまでの間、電源装置制御盤室は、不用意な人の出入りで機器に損傷を与えないように、入口を施錠した
〇特殊環境に対する仕様をチェックし、作業者へ作業内容の周知徹底を図った
〇ケーブル敷設では、予備管・更新スペースを考慮した幹線ルートの施工とした
部品集を活用した、解答文の作成方法
部品集を活用した、解答文の作成方法を紹介します。
解答文は、「工程管理」の、テーマ「関連工事遅延 照明器具取付」対策とします。
まず、(1)と(2)の項目について、下記のような「関連工事遅延 照明器具取付」対策の文章を、部品集から集めてきます。
(1) 工程管理上の問題と理由
○別途発注のABC工事の遅延に伴い、照明器具等の取付けに遅れが生じた
○ABC工事等、以降の作業工程に影響を与えることが予測された
○そのため、関連工事との工程調整に留意した
(2) その対策
○別途発注のABC工事の職長、DEF設備担当者と作業工程の見直しと調整を図った
○関連する全工事の作業工程表を新たに作成して配布した
○毎日の現地進捗状況を把握した
○毎日の作業打合せにおいて、関連工事との工程を確認し、摺り合わせを行った
○ABC工事前にDEF作業を終わらせておき、照明器具の取付け時は器具への接続のみとした。
○関連工事職長の了解をとって、ABC工事用足場を借用して、照明器具取付けを実施した
部品集から集めてきた(1)と(2)の項目の文章を、下記の「太字」ように編集して書き換えると、独自の解答文を簡単に作成することができます。
(1) 工程管理上の問題と理由
大型テナントビル新築工事の天井仕上げ工事の遅延に伴い、照明器具等の取付けに遅れが生じ、床仕上げ工事等、以降の作業工程に影響を与えることが予測された。
そのため、関連工事との工程調整に留意した。
(2) その対策
①建築担当者、天井仕上げ・床仕上げ工事の職長、空調設備担当者と作業工程の見直しと調整を図った。
②関連する全工事の作業工程表を新たに作成して配布した。
③現地進捗状況を把握し、毎日の作業打合せにおいて、関連工事との工程を確認し、摺り合わせを行った。
④天井仕上げ前に天井内配線及びジョイントを終わらせておき、照明器具の取付け時は器具への接続のみとして時間短縮を行った。
⑤現地にて関連工事職長の了解をとって、天井仕上げ用足場を借用して、照明器具取付けを実施し、施工時間の短縮を行った。
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電気工事施工管理技士の「実地試験」の受験資格として、その学歴ごとに一定年数以上の実務経験年数を満たす必要があります。実務経験は施工管理経験があればクリアできますが、最終学歴の過程と指定学科の有無で必要な実務経験年数が異なるので注意しましょう。
電気工事施工管理技士試験の難易度は「普通~やや難」くらいです。合格率は4割~5割程度に推移しています。しかし合格率が高いからと言って油断してしまうと確実に落ちます。正しい勉強方法で試験に臨んでください。
実地試験は電気工事管理技士の過去問題やテキストその解説から学習を繰り返し行うことが合格点を取るために重要です。過去問やテキストからどのように学習、解答の作成を行ってよいかわからない方は支援ツールをご利用ください。
電気工事施工管理技士試験では、学科から始まり実地が終わるまでの数か月は限られた時間を全て合格に向けての試験勉強に費やしましょう。施工経験記述は自分の経験をもとに、より具体的な記述を心がけましょう。
施工経験記述問題は、安全管理と、工程管理+品質管理について、しっかりと準備して、臨んでください。電気工事施工管理技士は、電気通信施工管理技士と名称が似ているので、混同しないように気を付けましょう。