経験記述の部品集 1級・2級 建築施工管理技士試験

建築施工管理技士試験、経験記述の部品集は、
品質管理、合理化施工、工程管理、施工計画、環境問題、建設副産物の出題項目について、
「留意事項」と「処置対策」に区分した部品集を多数準備しています。

この部品集から自身が体験した施工内容を選び、独自の現場情報を入れれば、
経験記述の解答文の骨格が簡単に出来上がります。

経験記述の部品集の掲載項目 建築施工管理技士試験

実地試験では試験採点者に自分の言いたいことを、分かりやすい文意と文字で伝えることが重要です。学科試験はマークシートの4択から選択できますが、実地試験は記述式のためそうはいきません。掲載している経験記述の解答例を参考に実地試験の対策を行ってください。

〔 品質管理 〕
〔 環境問題 〕
〔 建設副産物 〕
工種別実施項目
・準備工事
・仮設工事
・土 工 事
・基礎工事
・杭 工 事
・鉄骨工事
・コンクリート工事
・鉄筋工事
・舗装工事
・防水工事
・タイル工事
・断熱工事
・塗装工事
・品質管理の方法

要求品質と品質管理活動
組織的な品質管理活動
協力業者へ伝達する手段
現場作業の軽減、工期短縮
労働生産性の向上
不具合の発生

・地球温暖化
・熱帯林の減少
・水質汚染、濁水対策
・地下水処理
・大気汚染、粉塵対策
・資源の枯渇
・環境負荷の低減
・騒音対策、振動対策

副産物の発生抑制、再生利用
副産物の適正処分対策
現場での取り組み

〔 工程管理 〕

工期遅延の要因と理由
工期遅延で実施した対策
工期遅延の要因と対策
材料手配、遅延の要因対策
工事用機械・器具手配の遅延 
労働力手配、遅延の要因対策

・廃棄物の処置対策
・コンクリート塊
・アスファルト塊
・建設発生土
・建設汚泥
・建設発生木材
・型 枠
・金属くず
・その他の副産物
・ゴミ処理

〔 合理化施工 〕

合理化施工の事例
建設資材廃棄物の縮減
工期短縮と省力化

〔 施工計画 〕

事前検討し実施事項と理由
施工方法と手順、周知徹底
施工前の考慮事項と対応策

品質管理の部品集 建築施工管理技士試験

品質管理の記述については、普段どのように良い品質を確保するために施工管理を実施していることを記述していきましょう。建築施工管理技士の試験は出題範囲が広く、内容も難しいため、十分な対策を行って試験に臨みましょう。

現場作業所の活動 部品集

○内装工事の施工業者及び、同時期に施工時期が重なる照明や空調機器設置の電気・設備業者とのスケジュールを調整し、工事を遅滞なくスムーズに進捗させる
○新規の作業員に対しては新規入場者教育を行い、安全管理の徹底を図る
○工種別施工検討会で、資材・工法・工程・品質管理プロセス・安全が記載された計画内容を協議する
○工種別品質目標の周知と、検査基準・手順を明確にし、協力業者へ文書で通知する
○現場では図面の変更が頻繁に行われ、現場での手戻りがないように、変更内容を協力会社に確実に伝達する
○現場では図面の変更が頻繁に行われため、最新の図面、書類、写真をリアルタイムで共有するシステムを活用する

○毎日の定例会議で、現場巡回時に気付いた品質管理問題点を、当該協力会社に対し個別指導を行った
○現場巡回時に、現場で使われている施工要領書で改定前のものを使っていた、という品質管理問題点を当該協力会社に対し個別指導した
○現場巡回時に、検査記録に書かれている記録に当社の規格値外のものがあった、という品質管理問題点を当該協力会社に対し個別指導した
○発注者側から追加工事の要請があったときに、現場の協力会社監督全員に工事内容を伝える
○現場の協力会社監督全員に、追加工事計画書を渡すとともに、図面・要領書・工程表のリバイス版の提出を求めた

○提出された施工要領書を承認して、追加工事分の着工に入った
○着工前教育では、施工要領書にしたがって品質管理を行うよう周知徹底した
○現場で毎日行う協力会社との個別工程打ち合わせ時に、工事の進捗と品質上のチェックポイントが記載されたチェックリストを確認した
○現場で毎日行う協力会社との個別工程打ち合わせ時に、他業種との輻輳作業で品質に影響する問題点の解決を図った
○毎日の打合せ時の議事録の写しを配布し、安全・品質についての注意事項・元請けからの指示事項を明確にする

現場から社内関連部署への要請 部品集

○業者の請負工事完了後、業者の品質・安全・体制等について査定を行い、各社一覧を作成する
○業者の品質・安全・体制等を査定した各社一覧は、次現場での取引業者選定に使用できるよう関連部署に要請する
○現場でファイル共有システムとタブレット端末が使える環境作りを関連部署に依頼する
○社内関連部署とシステムを共有し、現場からの不具合やクレーム等の情報をリアルタイムで報告し、必要に応じて協力を依頼する

○工種別施工検討会に社内の上位部署を招聘し、現場・協力会社と求められる品質に対して確認する
○四半期ごとに現場の品質管理の状況報告を行い、協力会社査定書を作成して、社内の上位部署へ報告し、今後の業者選定に利用する
○Aビル建設に伴う躯体工事の協力会社が決まったので、施工要領書の提出依頼を社内品質管理部門に要請した
○社内品質管理部門は、「要領書の使い切り」という社内の本年度品質管理重点目標と、当社の品質管理項目と工種ごとの品質規格を含めた施工要領書提出を、協力会社に依頼した

○着工後に、現場担当者から社内品質管理部門に対し、定期的に工事の品質管理状況を確認する現場パトロールの実施を要請した
○社内品質管理部門は、品質管理パトロール終了後に、品質会議を協力会社の品質担当と社内の現場担当者を集め、パトロールの結果を報告し、当社の提示した鉄筋のピッチ幅が規格値と異なるような不適合に対し、是正を求めた
○社内関連部門に対し、品質管理項目と品質規格に問題ないか、改定施工要領書の点検要請を行った
○社内関連部門は施工要領書に記載された品質管理項目と管理値を精査し、修正箇所を現場担当者に報告した

鉄骨工事 品質管理の部品集

留意事項:溶接のど厚の不足による不具合

処置対策:
○現場溶接継手位置に目違いが生じて、溶接ののど厚が板厚以下に減少するのを防止した。
○不具合処置については、建方後、建入れ精度と共に、柱目違いも計測した。
○バランスのとれた建入れ直しをすることに留意した。
○ゆがみ直しによる矯正、目違い修正ピースを使い目違いを修正した。
○肉盛り溶接によりのど厚を確保し、ガウジングによる溶込み幅を増大した。
○補強プレートにより溶込み幅を増大して、のど厚を確保した。
○製品検査において、各部材の寸法精度をチェックした。
○エレクションピースの取付け精度も、寸法検査対象とした。
○コラム柱のジョイント部の上下は、同一のコラム材を切断して製作し、製品誤差による目違いを防止した。
○ジョイント部の裏当て金を厚くして、トッププレートの部分溶込み溶接も開先を深くした。
○ガウジングを行っても溶け落ちないように留意した。

留意事項:鉄骨柱の垂直建方精度

処置対策:
○鉄骨柱の垂直建方について、1000/H、±3mm以下の精度に留意した。
○躯体墨の精度、柱底均しモルタルの高さを±0mmとした。
○建骨建方完了後、下げ振りを用いて、柱の倒れについて全数検査を行った。

コンクリート工事 品質管理の部品集

留意事項:コンクリートテストピースの強度不足

処置対策:
○現場内に、日陰で風通しの良いテストピース静置場所を設けた。
○気温の高い時期は、テストピースの周囲を湿布などで覆うよう、作業員に指導した。
○生コンクリート工場に、コンクリート温度を下げるため、骨材の表面水管理を徹底させた。
○表面水の管理を十分に行い、所要の強度を確保した。
○コアを採取し、材齢61日で強度試験を行い、構造物の強度を確保した。

留意事項:ジャンカ発生の予防

理由目的:ジャンカの発生要因
鉄筋・鉄骨・設備配管などの過密
コンクリートワーカビリティの悪さ
打込み時のコンクリート落下高さ
打込み時のコンクリート横流れ距離
締固め不足
コンクリート混練開始から打終りまでの時間

処置対策:
○コンクリートの充てん・締固めが十分できるように、鉄筋や配管などの間隔が確保できる配置を行った。
○発注者の承認を得たうえで、コンクリート断面の変更を行った。
○構造耐力や耐久性の低下、断熱性や遮音性の低下、漏水の予防に留意した。
○コンクリート打設において、打継ぎのオープンタイムを60分以内とし、型枠バイブレータを使用し、外部からの振動を与えて締め固めた。
○強度試験の結果は、写真に記録し、データにして保存した。
○ジャンカの発生を抑止するために、ワーカビリティの良いコンクリートを使用した。
○じゃんかの発生しやすい柱脚部等には、型枠にそうじ口を設け、打設前に清掃するとともに十分散水して湿潤した。
○コンクリートは鉛直に打ち込み、分離を防止した。
○1回の打込み高さは、30~60cmを標準とした。

防水工事 品質管理の部品集

留意事項:開口部周りからの漏水防止

処置対策:
○漏水不具合は、建物使用者・居住者にとって居住性に大きく影響し、建物内の財産に損害を与えるおそれもあるため、十分な予防処置を実施した。
○サッシ枠と躯体間の充てん材料に透水性の小さい材料を使用し、サッシ枠と充てん物、充てん物と躯体聞に隙間や空隙ができないように配慮した。
○シーリング部分には適切な材料を選定して、適切な断面を確保した。
○被着面ではく離を生じないような処置を講じた。
○開口隅角部に発生するひび割れを通して漏水するケースを想定し、開口補強筋の設置によってひび割れ防止した。
○内外装工事に着手する前に、ひび割れ幅に応じた処置を講じた。
○毛細管現象、サッシ枠と躯体間の充てん不良、シーリング不良、開口隅部のひび割れなどが原因で発生する漏水対策に留意した。
○設計図書から開口部の納まりを確認し、施工図を起こし、専門業者と漏水防水について十分検討を行った。
○既存シーリング撤去後、下地の幅、深さの確認、乾燥状態を水分計で測定した。
○付着物の除去、シーリングと各工程ごとに適切な施工を実施したことを写真や施工記録で立証した。

留意事項:アスファルト防水工事

処置対策:
○防水下地の不良は、ふくれや張仕舞のはがれの原因となるため、十分に乾燥させた。
○デッキスラブや断熱材打込みでは、裏面から水分を逃がし、十分な乾燥期間を確保した。。
○防水表面の状態は、白く乾燥し、掃いた粉が舞い上がる程度とした。
○下地の状態については、木ゴテ1回、金ゴテ1回として、押さえすぎないように留意した。
○くぼみや極端な不陸はモルタル補修を行った。
○ひび割れや打継ぎ部は、クラフトテープを張り、絶縁したうえ増張りするものとした。
○レイタンスは削り取り、プライマー塗布の前に座敷ぼうきで清掃を行った。
○ルーフドレンについては、防水仕様に合ったものを使用し、コンクリート打込みとし、天端はスラブより30mmほど下げるとともに、下部は増打ちを行った。
○アスファルトの溶融については、躯体コンクリートの上に釜を設置し、ベニヤなどで養生して、断熱した。
○施工時の温度は200℃以上とし、溶融温度はアスファルト軟化点+170℃以下に留意した。
○施工場所の近くには消化器を配置した。
○ルーフィングの流張りについて、アスファルトの使用量は仕様により決まっている歩掛りをチェックして実施した。ルーフィングの重ねしろは100㎜とした。
○施工前のコンクリート下地の含水率が8%以下であることを確認した。
○アスファルトルーフィングの重ね幅が縦横とも100mm以上で、水下側が下であることを確認した。

タイル工事 品質管理の部品集

留意事項:外壁タイルの剥落防止

処置対策:
○張付け用モルタルを下地面に塗り、硬くならないうちにタイル裏面全面にモルタルを塗り付け、タイルをたたき込むようにして張り付けるように留意した。
○下地側張付けモルタルがなってたが、圧着作業により、双方のモルタル同士がなじむように接着した。
○ドライアウト防止のため、下地は十分水湿しを行った。
○目地掘りについては、目地にはみ出したモルタルをヘラなどでかき取るようにした。
○モルタルの塗付けについては、くし目ゴテは使用しないで、塗り厚は4~6mmの2回に分けて塗るように留意した。
○張付けについては、たたき込みながら張り上げるようにし、ビブラートなどの振動工具を使用して、接着安定性の向上を図った。
○タイル側張付けモルタルについては、塗ってから5分以内で張ること、直射日光に当てないこと、タイル裏面にモルタルを均一に塗布するため木枠を用いることに留意した。
○下地側張付けモルタルについては、目安を30分~2時間として、オープンタイムを考えて塗るようにした。
○外壁タイルの剥離を防止するために、下地モルタルの凹凸をなくし、水湿しを十分に行い施工した。
○タイル張り2週間後に、専用機器を用いて引張強度試験、接着力試験を行い、00N/mm2以上の結果で合格として確認を行った。
○夏場の炎天下のタイル張りとなったため、タイル下の中塗りモルタル、張り下モルタルの急激な乾燥、収縮が起きないように留意した。

環境問題の部品集 建築施工管理技士試験

建築施工管理技士の記述試験は、面接試験の代わりのようなもので、これによって実務経験の有無と施工管理技士としての現場の管理能力が審査されます。自分が関わった建築工事に関して、指導的立場に立った経験についてよくまとめて対策をしておきましょう。

熱帯林の減少 環境問題の部品集

留意事項:熱帯林の減少

処置対策:
○同一タイプの構造物では、合板型枠をプラスチック型枠に変更して、材料を減らし、熱帯林を守った。
○型枠は鋼製型枠を利用して、合板を使わないようにした。
○コンクリート型枠を木製からアルミまたは鋼製に変え、型枠そのものを使用するのを減らした。
○木製型枠の転用及び鋼製型枠の使用促進に留意し、木材の使用低減に努めた。
○型枠工事の際に使用する型枠材料に木製型枠を使用せず、プラスチック製、紙製型枠の転用を行った。
○型枠材を合板せき板から鉄製に変更し再利用を図り、熱帯雨林、森林保全の環境問題に対応した取組みを行った。
○使用可能な部位の型枠材については、ラワン合板に替えてラス型枠、フラットデッキ、PC板等を使用した。
○輸入された熱帯材の20%が、鉄筋コンクリート建築などの型枠として使用されている。
○数回使っただけで廃棄・焼却してしまう、南洋材を使用したコンパネ、コンクリート型枠用合板の使用を削減した。
○CO2吸収効果の大きい熱帯雨林を守り、温暖化防止等、地球環境問題への対応策を検討した。
○コンクリート基礎工において、南洋材型枠の代替型枠として、銅製型砕を採用した。

環境保全、騒音対策・振動対策 環境問題の部品集

留意事項:騒音対策・振動対策

処置対策:
○建設機械の稼働時の騒音・振動を低減するため、複数の建設機械を同時に使用する作業手順を極力少なくした。
○建設機械の作業を可能な限り周辺住宅から離すような計画とした。
○工事現場周辺の立地条件を調査し、全体的に騒音・振動を低減する方法について検討した。
○工事用車両走行時の騒音・振動を低減するため、法定速度の厳守、過剰な積載をしないことなど、運転者への指導・教育の徹底について検討した。
○周辺住民との良好な関係が維持できるよう、工事概要を事前に周辺住民に説明して、協力を得られるようにした。
○可能な限り低騒音型の建設機械を使用した。
○騒音・振動を起こさない作業方法に留意し、作業時間を厳守した。
○歩行者が多く歩車道の区別のない道路は、できる限り避ける運搬ルートとした。
○運搬道路は、往路と復路を別経路にして、影響区域を分散した。
○舗装道路や幅員の広い道路を選び、急な縦断勾配や急カーブの多い道路は避ける経路にした。
○周辺住民と事前に十分話し合い、快適なまちづくりになる工事であることを説明し、了解を得るように努めた。
○コンクリート構造物の破砕については、工事現場の周辺環境を十分考慮し、コンクリート圧砕機、ブレーカ、膨脹剤等による工法など、適切な工法の選定を検討した。
○コンクリート構造物の取壊し作業は、騒音対策、安全対策を考慮して、防音シート、防音パネル等を設置した。

部品集を活用した、解答文の作成方法

部品集を活用した、解答文の作成方法を紹介します。
解答文は、「品質管理活動のあり方と効果」の、テーマ「コンクリート工事」とします。

まず、①と②の項目について、下記のような「コンクリート工事」の文章を、部品集から集めてきます。

① 現場での組織的な品質管理活動のあり方
○作成した品質管理計画書を、常設部門に提出して共有化を図る
○現場での品質管理の徹底を図るため、説明と指導を行う
○コンクリート工事では、打設計画書を作成し、各施工業者の役割を定めて施工する
○打設時の生コン車・ポンプ車・バイブレーターを行う人員配置を計画する
○気温が低い時期に打設する場合、適切に養生を行い、コンクリート品質を確保する

② 組織的な品質管理活動により得られる効果
○コンクリート打設時に、計画書に基づいて組織的に活動することで、ジャンカやクラックの発生を防ぐことができる
○コンクリート打設時に、計画書に基づいて組織的に活動することで、品質が確保された躯体が完成される
○コンクリート打設時に、計画書に基づいて組織的に活動することで、建物全体の品質・性能が確保できる
○品質管理活動を徹底することで、品質向上に対する意識が高まる
○品質管理活動を徹底することで、作業効率の向上に繋がる

部品集から集めてきた①と②の項目の文章を、下記の「太字」ように編集して書き換えると、独自の解答文を簡単に作成することができます。

① 現場での組織的な品質管理活動のあり方
 コンクリート工事においては、打設計画書を作成し、常設部門に提出して共有化を図る。また、現場での品質管理の徹底を図るため、各施工業者の役割を定めて、施工上のの留意点について、説明と指導を行う。
 打設時に生コン車・ポンプ車・バイブレーターを使用して作業する人員配置を計画し、関連各社に周知させる。
 気温が低い時期に打設する場合は、適切に養生を行い、コンクリート品質を確保する具体的な施工方法を関連各社に徹底する。

② 組織的な品質管理活動により得られる効果
 コンクリート打設時に、計画書に基づいて組織的に活動することで、ジャンカやクラックの発生を防止し、品質が確保された躯体が完成されるとともに、建物全体の所要の品質と性能が確保できる。
 品質管理活動を徹底することで、各作業員の品質向上に対する意識が高まり、作業効率の向上に繋がる。


建築施工管理技士試験の
「経験記述の支援ツール」「実地試験 これだけ項目集」

おすすめポイントを紹介するページは、このボタンから

「経験記述の支援ツール」「第二次検定 実地試験」 ▼


実地試験を初めて受験申込の際は、建築施工管理技士の受験資格を満たしているかの審査が行われます。願書には販売期間や提出期間が決まっています。国家試験ですので、提出締め切りを過ぎてしまうと当年度は受験することができません。販売期間や提出期間を忘れずに申請を行いましょう。

建築施工管理技士の「実施試験」の受験資格として、その学歴ごとに一定年数以上の実務経験年数を満たす必要があります。実務経験は施工管理経験があればクリアできますが、最終学歴の課程と指定学科の有無で必要な実務経験年数が異なるので注意しましょう。

学科からはじまって実地が終わるまでの数か月は、限られた時間を全て合格に向けての試験勉強に費やしましょう。過去問を繰り返し解き、解説を参考に事前に十分な準備をして、解答文を作成しておきましょう。

建築施工管理技士に合格すると、自分の経験した工事の大小にかかわらず、大規模工事の担当として活躍できる資格を与えられることになります。そのため、少なくとも工事費用3~4億円程度の工事に必要な管理上の知識をもった技術者になったつもりで記述することが大切です。

実地試験の学習は、建築施工管理技士の難易度を考察し、計画性を持って合格に向けて取り組む必要があります。試験採点者に自分の経験した建築施工管理経験を分かりやすく伝える解答文の記述を行いましょう。

実地試験は出題傾向は毎年ほぼ同じなので、事前に解答文を作成し、それを暗記しておくことが合格するためのポイントです。昨今、建設業界では、特に1級建築施工管理技士が不足傾向にあり、どの企業にとっても欲しい人材といえます。資格を取得することで手当などの給与面で優遇や、建築技術の専門家として評価され昇格が期待できます。

実地試験は建築施工管理技士の過去問題やテキストを通しての学習を繰り返し行うことが合格点を取るために重要です。作文が苦手な方や、過去問やテキストからどのように学習、解答の作成を行ってよいかわからない方は支援ツールをご利用ください。