ICT技術の利活用と技術開発 01/RCCM試験、問題3 管理技術力の論文例

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RCCM試験の過去問、出題予想と解答例/問題1・2・3・4-1・4-2の全問に対応


テーマ「ICT技術の利活用と技術開発」について、RCCM試験、問題3 管理技術力問題の解答論文例です。

RCCM試験、問題3 管理技術力問題の解答論文例のページです。
維持管理と長寿命化 01
防災・減災 01
設計成果の品質向上 01
ICT技術の利活用と技術開発 01

設問:ICT技術の利活用と技術開発 01

設問①、②について、次の5つの用語、「iーConstruction」「CIM,BIMの取組み」「社会インフラ用ロポット」「情報化施工」「NETIS(新技術情報提供システム)」のなかから3つ以上を用いて記述しなさい。
用いた用語は、解答用紙の文中にアンダーラインを引いて強調してください。
用語は①、②の全体を通して(「①のみ」「②のみ」「①、②併せて」のいずれも可)、3つ以上を用いていればよい。

 ① 我が国における建設生産性向上に取組む背景と課題
 ② ICT 技術の利活用により、建設生産性向上に寄与する効果

○ 求められるキーワードには、★印を付けています。

1.わが国における建設生産性向上に取組む現状

 ここ十数年の間のコンピュータとネットワーク技術の発展は目に見張るものがある。製造現場でタブレットを使い現場工事の管理を行うことは日常茶飯事となっている。さらにIOTという技術では機器単体ごとにコンピュータが組み込まれ、情報管理とコントロールを行う。平成20年から実施されている★情報化施工では、建設現場にこれらのICT技術が導入され、現場施工がICTで管理・制御されている。さらに、建設生産性の向上を目指し、国土交通省が推し進める★i-Construction施策では、設計から施工・維持管理までをICT技術が担うものである。
 一方、建設現場の状況に目を向けると、少子化による人口減少や高齢化による従事者の減少のため、建設業及び建設関連業の労働人口が減少している。平成25年まではバブル崩壊による建設業務の減少と競争激化により労働人口が過剰な時期であったが、平成25年頃から公共事業の建設予算の削減という傾向が止まり、安定した予算に転じている。さらに、社会インフラの老朽化が今後は進展し、設備の維持・更新件数の増加と建設業務予算の増加が期待される。
 このような状況にあって、危惧されていることは、今後増加する建設業務に対する労働人口の不足である。建設業経営を安定させるために、建設現場の生産性を向上させ、効率的に運営することが求められている。

2.建設生産性向上に取組む課題

 「1.現状」で述べたように、我が国では★情報化施工により建設現場にICT技術が導入され、さらに★i-Construction計画で建設生産性の向上を目指している。建設現場において生産性を向上させるための課題を以下に述べる。

(1) 生産性を向上させる建設プロセスにおける課題

 建設産業には、一品受注生産・現地屋外生産・労働集約型生産という特性があり、製造業で行われている自動化を、建設プロセスにいかに適合させるかが生産性向上の課題である。

(2) 労働災害を減少させるための課題

 建設現場で多発する重機や高所作業などの人身事故を防止することが、生産性向上のための課題である。また、社会インフラの維持管理や点検・検査で想定される危険作業に対し、★社会インフラ用ロボットをいかに適合させるかが課題である。

(3) ICT技術を用いて生産性を向上させるための課題

①ICT化建機の数量不足と高コスト対応
 MC(マシンコントロール)やMG(マシンガイダンス)を行うICT建機の数がまだ少なく、また、通常建機と比較して割高なため、ICT建機が十分普及していない。
②ICT技術の普及と共有化
 現状の監督・検査や施工管理は、紙の図面を前提とした基準に従っているため、ICT工事に対応した監督・検査基準等が未整備である。また、個々の企業で開発されているICT技術の共有化と標準化が必要である。

3.建設生産性向上に寄与するICT活用のあり方

 ★情報化施工は建設施工に特化して、関連する業務をICT化することで生産性を向上させるものであった。これに対し、★i-Constructionは調査・計画・設計・施工・検査・管理・更新といった建設プロセス各段階をICT化し、建設全体の効率を上げ生産性を向上させる。以下に、そのあり方について述べる。

(1) ★社会インフラ用ロボット導入のあり方

 ★社会インフラ用ロボットは、人が立ち入れない箇所や人が実施するには困難な点検箇所の検査に適し、次のような活用が期待できる。
①災害対応に対応する技術として活用
 大規模土砂崩れや火山噴火など、人が立ち入れない災害現場に対し、無人調査機械により空中・水中などから被害状況等を確認し、現地映像や三次元地形情報を取得する。
②老朽化する社会インフラに対応する技術として活用
 点検・補修用ロボットの導入により、作業のスピードアップ・コスト低減と品質確保が可能となり、次のような点検が期待できる。
・放流管や橋脚などの水中の不可視部を閉めきりにしないで行う点検
・トンネル内を通常の速度で走行し、トンネル内壁や路面の状態点検
・通行規制や仮設足場の設置を行わずに行う橋梁床版や法面上部などの点検

(2) ICT導入時の課題に対する取り組み

①調査・設計段階での3次元モデル化、データベース化
 ★CIM,BIMの取り組みにより、調査・設計段階で構築物や建設現場を調査・設計段階から3次元モデル化し、他の建設プロセスである施工・検査・維持管理に使用できる。そのため、建設の各プロセスから得られる3次元データを元のデータベースに反映させ、誰もが使えるデータベースとすることが重要である。
②積算基準の設定によるICT導入の促進
 発注される建設工事の全てを行うために必要かつ十分なICT建機が普及していないため、ある期間中は★i-Construction の推進に必要な経費を国が支援することが必要である。また、次のような積算基準を設けてICT導入を促進させる。
・ICT建機を前提にしたICT建機用積算基準
・既存の施工の積算基準をICT活用工事用に係数等で補正する積算基準
③様々な分野の技術者・技能者の育成
 工事発注者・建設企業・建設機械メーカ等が共同し、共通の研修体制を構築し、ICT機器に対応できる様々な分野の技術者・技能者を育成する。
④建設プロセス全体で使用できる取組みの促進
 ICT技術を建設プロセス全体で使用できるように次の事項を押し進める。
・ドローンを使った新技術のように、様々な新技術を取り入れられる基準やマニュアルを整備する。
・★NETIS新技術情報提供システムでは有効な様々な技術が登録されているため、共有できるように活用し、新技術を開発したときは他の人が使えるように登録する。

(3) 建設現場の生産標準化と建設プロセス全体の最適化による生産性向上の取り組み

①建設プロセス全体の最適化を図る
 施工やメンテナンスなどの効率性を設計段階から組み入れられるように、施工や維持管理に精通した人が設計段階から加わる仕組みを設け、建設プロセス全体の最適化を図る。
②規格の標準化とガイドラインの作成
 規格の標準化を図り、工場で生産できるようにする。例えば、コンクリート工を例に挙げると、鉄筋継ぎ手などの部材を標準化することや、鉄筋をプレハブ化するガイドラインの作成がある。
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RCCMの試験は例年、大学、専門学校が会場になります。あらかじめ交通手段・ルートを確認して時間の余裕をもって行動してください。事前に会場までのルートを調べておくことで余裕ができ、電車等での移動中に最後の追い込みで過去問や解答を見直すことができます。

国土交通白書は毎年8月頃に国土交通省より発行されます。その内容には、最近の建設コンサルタント業務において、業務遂行上や業務成果に関連し、重要と考えられる課題が述べられており、問題3の出題テーマやキーワードとして出題される可能性は高くなっています。

RCCM試験の問題4-2はどの部門も出題に傾向があります。過去問を一度解いてみて、得意な箇所と苦手な箇所をまず把握しましょう。ほぼ例年過去問からの引用の形で出題される問題もあるので、自分の携わっている業務の範囲でなくても点数を取れると判断できた場合、そちらを解くのも有効です。


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